world end


「ラクエスさん…あなた入学時にテストの結果が最低だったんです…だから…」


言い終わらぬ間に
ミランは大量の紙のようなものを渡してきた。



「えっ…これは?」


「それは…課題です。簡単にできるそうなので入学までにちゃちゃっと片付けちゃって下さい!」


ニコニコしながらミランは言っているがどう考えても量が半端じゃない。



「えっ…ちょ明日までに終わるわけないだろこれ!」



「頑張ってください!私影ながら応援してますからっ!!」


目をキラキラさせて応援してくれる彼女に何か言えるでもなく俺は立ち上がった。


「わかったよ…。でもなんであなたが持ってきてくれたんだ?」


何気なくラクエスが聞くとみるみるうちにミランの顔は紅潮していった



「えっ…あっああの暇だったので!!!」
(本当はお父様のお部屋で写真を見て私が行きたいって言ったからなんだけど…)


「そうなんだ。ありがとう」


「あっ!私のことはミランでよろしいですからね!!」



「あぁ…。俺はラクエスでいいから」



元気よく言ってくれるミランより手にかさばっている大量の課題の方が気になって仕方なかった…




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