雪の雫に濡れた夜

ガタンッ


 掃除道具を放り出し、駆け出す。


「シュイ!!無茶するなっ」

 履いていたミュールが脱げそうになり、
 何度も転びそうになる。


 でも、
 それでも、

 走り、

 騒ぎの中、探す。


 斗哉を



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