〖完〗子ども警察官の精華
「それでさ、精華はどっち派。」

「じゃあ、佳織は。」

「うち、みきさん派。」

「どうしようかな・・・。やばい、部活始まっちゃうよ。」
「そうだね。」

 とりあえず話は中断して、体育館に出た。


――本当はそんなのに、巻き込まれたくないな。――

 これが、精華の本音だ。

 どうすれば、うまくかわせるのか分からない。


 休憩に入った。

「さて精華。話の続きしようよ。」


――げぇ・・・・・・・。――

「あやや(理子)はれのっち派、トート(二年東島美月)はみきさん派。次期エースが派閥に属しないのもね。」

 佳織は、そういってプレッシャーをかける。



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