【完】ポケット-幼なじみ-
「な、なんで……」
「知らない。けど…戸塚先輩に近付くとさっきみたいにされる。
ていうかさっき俺が居なかったら歩夢どうなってたと思う?」
「キス………されてた。」
はる君は頷く。
でも………
だってあんなに優しいフツーの先輩なんだよ?
「ファーストキスなんだろ?」
「……うん」
はる君の指が唇に触れ
「良かったな。
ファーストキス守れて。」
そのあと指でごしごしと横に動かす。
――――――――ドキドキ
自分の気持ちにそろそろ
気付いてしまいそうだよ――
そして手首を放され
優しい笑顔で
「授業戻るぞ」と言ってくれた。
「はる君、ありがとう。」と
お礼を言ってはる君の背中を追いかけた。