もう、お前しか愛せない
「クラスわかる?」

「ハイ、7組です」

「ありがとう」



私達は鈴子ちゃんにお礼を言って、7組へと駆けつけた。

7組を除くと、みんな集団で話している中。


一人、輪に入れていない人物が―



「渡瀬くん…」



呟くと、彼はコッチを見た。

私達を見つけると、可愛らしい笑顔を向けて、コッチに来た。



「先輩!どうしたんですか?」

「渡瀬、話ある。ついてきて?」


愛莉に言われるがままについて来る渡瀬くん。

そして、昨日と同じ、木の下に…

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