もう、お前しか愛せない
「ねぇ、あんたウソついてるでしょ?」

「―え?何のことですか?」



彼は驚いた表情でコッチを見た。

愛莉はそれにむかついたらしく、彼を睨み、


「いい加減にしな!バスケ部にあんたはいないでしょ?」



すると彼は口角を上げた。


「ははっ…もう、ばれちゃた」

「あんた…何したいの?」



彼は私の元に歩み寄ってきて、いきなりキスをした。



「んっ?!」



そして、唇を離していった。

「ターゲットは佐久間先輩じゃないです」

「「え??」」


そして、上を見た。
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