もう、お前しか愛せない
パシンッ!!!!!


音はしたのに、痛みはどこにも感じない…

目を開けてみると…



「隆平くん!」


隆平くんが私をかばってくれていた。



「卓志と絢の恋を邪魔するな」

「アンタも元カノに対して、未練がましいね?」



隆平くんは笑った。

そして、卓ちゃんの元へ行った。


「ちげーよ。俺はただ、親友と好きだった人に幸せになってもらいてーの」



そして、卓ちゃんを起き上がらせて、私の後方に目をやった…


私は何があるのかわからず、とりあえず後ろを振り向く。

立っていたのは、他校の制服を着た、美人な人。

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