*ヴァリアー生活*
準備ができると慌ててドアを力任せに押した。
ドンッ
「いったぁぁあああ!!?」
おでこにドアが当たった。
「…メリルー、引くー。」
あ……そうだった。
フランが鼻で笑った。
「まったく…ドジですねー。ミーの命の恩人がこれですかー?」
「か…関係ないじゃん!」
あぅー…実際今、すごい恥ずかしいの。
本当に私ってドジだなぁ…。
するとフランが急に私の前髪を上げた。
「ふわっ!?」
ビックリしたぁ…。
「かわいい顔に傷つけたらどーするんですかー?もう、バカなことはしないでくださいねー。」
せめてまだドジの方がよかった…バカよりは。
というか…。
「ねぇ、今何考えてる…?」
「…?どういう意味ですかー?」
いやぁ…。
「顔が近いから。」
「あ…。別にー…?」
嘘が下手だなぁ


