空悟~大切な君~
俺はオムライスを二つ作り、リビングに運んだ。その頃には空悟も泣き疲れていて落ち着いていた。
「ほら空悟、ご飯食べよう」
「ううぅ…」
空悟は涙を流しながらも、ちゃっかりとスプーンを手に取り泣きながらも食べ始めた。食べ方も汚く、顔もグチャグチャで汚い。もう三歳だと言うのに。
そしてお昼ご飯を食べ終え、俺は勉強、空悟は飛行機の玩具で遊ぶ。
「ブーンブーン」
こんなうるさい環境でよくいい成績が取れるもんだと、自分でも思う。
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