クローバー




「啓夢〜時間!!」




「うん・・・」




俺の嫌いな朝がきた。




今日はとくに嫌い。




行きたくない所に行くから



「行ってきます」







「よッ!!啓夢」




「よ〜」




「テンション低ッ!!」




「だって行きたくね〜し」




「何でや〜めっちゃ楽しくなるって!!」




「だと、いいな〜」








あまり乗り気じゃないけど



仕方なく集合場所に行った



もう、ほとんど集まっていた




俺は無意識に亜季を探した










いた・・・




いつも髪をおろしているのに




今日は2つにくくっていた



ドキッ・・・




俺の心は高鳴った。




亜季と話たい。




亜季に近付きたい。




そんな思いを必死に堪えて



自分のクラスの場所に行った




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