飛べない鳥
それから飛鳥の姿を見ていない。
それがいいのかもしれない。
僕は飛鳥にあんな事言ったけど
成長できていないのは僕なのかもしれない。
甘えているのは僕だ。
僕は何度も消えたいと思っていた。
実は小学校のいじめられていた頃から。
それを阻んでいたのは飛鳥の存在。
僕が消えたら誰か飛鳥のストッパーになるの?
なんて勝手にヒーローぶっていた。
でももう僕と飛鳥は繋がれていない。
繋がっていたものは最初からなかったのかもしれない。
僕が勝手に作り上げた幻想。
僕も…
これから幻想になろうと思う。