ALTERNATIVE Ver.0.5
光のトンネル。
真っ白の色のない世界を高速で移動。
風を感じ、加速していく。
が、どれぐらい進んでいるのかはわからない。
出口なのか? 真っ黒の小さな黒い点。
その黒が少しずつ大きくなる。
何分? もしかして何日もか。
白い光を抜けると、レンガ造りの壁を突き抜け、横一列に歩く6人組の半透明の女子大生を追い越し、角をまがると暗がり。
暗がりに止めてある銀色に輝くピストルの弾を半分に切ったような車。
その車に乗り込むと中は意外と広い。
鍵の位置にはつまみだけがあり、それをひねる。
シートが少し沈む。
ドアの手をかける部分を見るとキーホルダーが置いてあった。たぶんコレが鍵なのだろう。
国道2号線をアクセルベタ踏みで加速させる。下り坂をもの凄いスピードで実家に向かって走らせる。流れる景色は以前のモノとずいぶんと違う、どれもこれも見たこともない。
遠くに目をやるととんがった超高層マンションが2本。ずいぶんと遠くにあるのか大きさが変わらない。
ふと視界に奇妙なモノが飛び込む、あれは昆虫の形を遊具なのかオブジェなのかモニュメント。足の異常に長い昆虫、蟻がモチーフなのかその公園には子供が一人もいない。
誰だこんなモノを作ったのは。
それを通り過ぎると今度は大きな下り坂、線路をくぐるためのモノか、さらにアクセルを踏み込む。120キロからさらに強烈な加速。エンジンの割に車体の軽さからくるものか。一瞬ふわっとからだが浮いた。
真っ白の色のない世界を高速で移動。
風を感じ、加速していく。
が、どれぐらい進んでいるのかはわからない。
出口なのか? 真っ黒の小さな黒い点。
その黒が少しずつ大きくなる。
何分? もしかして何日もか。
白い光を抜けると、レンガ造りの壁を突き抜け、横一列に歩く6人組の半透明の女子大生を追い越し、角をまがると暗がり。
暗がりに止めてある銀色に輝くピストルの弾を半分に切ったような車。
その車に乗り込むと中は意外と広い。
鍵の位置にはつまみだけがあり、それをひねる。
シートが少し沈む。
ドアの手をかける部分を見るとキーホルダーが置いてあった。たぶんコレが鍵なのだろう。
国道2号線をアクセルベタ踏みで加速させる。下り坂をもの凄いスピードで実家に向かって走らせる。流れる景色は以前のモノとずいぶんと違う、どれもこれも見たこともない。
遠くに目をやるととんがった超高層マンションが2本。ずいぶんと遠くにあるのか大きさが変わらない。
ふと視界に奇妙なモノが飛び込む、あれは昆虫の形を遊具なのかオブジェなのかモニュメント。足の異常に長い昆虫、蟻がモチーフなのかその公園には子供が一人もいない。
誰だこんなモノを作ったのは。
それを通り過ぎると今度は大きな下り坂、線路をくぐるためのモノか、さらにアクセルを踏み込む。120キロからさらに強烈な加速。エンジンの割に車体の軽さからくるものか。一瞬ふわっとからだが浮いた。