~幕末恋華~

確かにあの時、あたしはあの男に斬られたはず…。


「斬られたのは莉美さんの着物だけじゃった。」


…あ、だからあたし今白い着物みたいなの着てるんだ。

…まさに間一髪…(苦笑)。


「…莉美さんっ。まっこと、すまんかった…!!」


すると、龍馬がいきなりあたしに謝ってきた。


「え!?何が!?」


いきなりの龍馬の言葉に、思わず驚くあたし。

龍馬、あたしに何かしたっけっ?





「…さっきの男…実は、わしの幼なじみなんじゃ……。」





「―え?」





龍馬の…幼なじみ…?

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