ツンツンデレッ♪
放課後。
「エリー。今日ちょっとよるとこあるから一人で帰って。」
そういって鼻歌交じりにきえてしまった藍那。
このごろ一緒に帰ってないなぁ。
んてか藍那、よるとこある、っぽそうだし。
んまあ、あたしもお父さんのお見舞いいってるんだけどね。
「あ、」
下駄箱んとこで誰か知ってる人がいると思ったら
お兄ちゃんだった。
逢いたくない人。
だらしなくてサイッテーなおにいちゃん。
いや、もう血つながってないんだし
赤の他人なのかもだけど。
「エリ?!おー久しぶりじゃん。親父の葬式いらいだなあ。」
もー消えたい。
一秒でもこの人の前にいたくないっ
「んてかどーしてうちのガッコいんの?」
「それはだなあ、彼女がココに通ってるから!」
まーどーでもいい。
んてかその彼女とわかれて早くこの学校こないでほしい。
お兄ちゃんの顔にらみながら思ってた。
こんなおにいちゃんなんて嫌い。