ツンツンデレッ♪

「お父さん、今日あいつにあっちゃったんだ。あたしが一番嫌いなひと。」


まだ信じられない。

返事してくれそうなんだもん。

すぐ退院できそうなんだもん。

でももうこの口から言葉を発することはできないんだよね。。


「・・・。それじゃあマタネ、おとーさん。」


呟いて家に帰った。

ミスコンかあ。

このごろお父さんのこともあったし

いろいろと大変だったからなあ・・。

つかれたやあ。


急にさびしくなった。


「もしもし?おにーちゃん?」


すぐに携帯を取り出しおにいちゃんに電話した。


「エリ?!こんな時間に電話してきたってことは・・・。なんかあった?」


心配そうに声をかけてくれるおにいちゃん。

優しい。

自慢のお兄ちゃん。

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