記憶を無くした妻
妻の検査や何やらが全てすみ、また病室で二人きりになった。
そして妻はもう一度、申し訳なさそうに私に尋ねる。
「あの…あなたは?」
私は少し迷った後にこう答えた。
「君の夫だよ。」
その答えを聞いて妻は驚いている。
「私…結婚してるのね」
「…あぁ。
子供もいるよ。
中学生の男の子だ。
今は鹿児島で寮生活をしている。」
まぁ、と妻は驚いてみせた。
不思議な気分だ。
自分の妻に私は夫だ、と自己紹介をして自分達の息子の話をして…。
他人に「妻と息子です」と紹介する事はあっても、自分の妻にまさかこんな事を言うとは…
きっと私は今引き攣り笑いをしているだろうな。
そして妻はもう一度、申し訳なさそうに私に尋ねる。
「あの…あなたは?」
私は少し迷った後にこう答えた。
「君の夫だよ。」
その答えを聞いて妻は驚いている。
「私…結婚してるのね」
「…あぁ。
子供もいるよ。
中学生の男の子だ。
今は鹿児島で寮生活をしている。」
まぁ、と妻は驚いてみせた。
不思議な気分だ。
自分の妻に私は夫だ、と自己紹介をして自分達の息子の話をして…。
他人に「妻と息子です」と紹介する事はあっても、自分の妻にまさかこんな事を言うとは…
きっと私は今引き攣り笑いをしているだろうな。


