私の小さな物語
「あたし着替えるから、ちょっと自分の部屋に帰っていただけます?」
「そこで着替えれば?」
「誰かさんとおなじこと言わないで」
もうつっこむ気もない。
仕方ないから強硬手段。
その場でワイシャツを脱ぎ捨て、
近くにあったワンピースを適当に着る。
どうだ!
「なぁ、奏。お前あのマンガどこやった?」
ユウさんあっけにとられるどころか
完全無視でまんがさがしちゃってるよ!
「これから出かけるから適当に物色しといて」
「おぉ」
あたしはそれだけ言って部屋を飛び出した。