謝罪人 Kyouko スピンオフ小説
「えっ! どうして自分のことを・・・・・・まさか、ずっと前から調べていたのか! 」
拓也は、自分の知らないところで調べられていることに腹が立ち怒りを感じた。

「申し訳ありませんでした。ただ、私は、あなたのような人材が必要だと思い、勝手に興味深く調べさせていただきました。ただ、スカウトするうえで・・・・・・」

「スカウト・・・・・・!? 」
拓也は、木村の『スカウト』と言う言葉に少し興味を示した。
芸能関係の仕事ではないかと思ったからだ。

「ひょっとしたら、テレビタレントとか?」
拓也は、にやけて尋ねた。

「いや、違います」
一瞬、拓也は木村の言葉に拍子抜けした。

「タレントじゃない・・・・・・じゃ、何・・・・・・? 」
「あなたには、謝罪人の仕事をしてもらいたいと思っています」

「しゃ、謝罪人・・・・・・? 」
聞き慣れない職業に拓也は首を傾げた。

 




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