謝罪人 Kyouko スピンオフ小説

「わかりました・・・・・・あなたが、そこまで言うのなら、仕方ありませんね」
木村は、テーブルの上に置いてある『謝罪人』の名刺を手にして拓也の退職を認めた。。

「お疲れさまでした」
木村は、拓也に笑顔で労いの言葉を言った。

「いろいろとお世話になりました」
拓也は木村に挨拶を言った。
そして、オフィスのドア前で再び木村に礼をして出て行った。
　

拓也がオフィスを出て行った後、木村は謝罪人の名刺を見つめていた。
そして、
「ハハハハ・・・・」
と、大きな声で笑い始めた。