黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


やっと鳴り止んだケータイをポケットに入れて、あたしは部屋を出た。


誰もいないリビングには朝食が置いてあったる。

でもあたしは食べずに捨てる。


こんなもの……

いらない。


はっきり言って、かなりの迷惑。


お母さんの優しさ?

くだらない。


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