黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


「未成年でタバコはよくねぇよ?」


後ろで声がした。


「俺もだけど」


あたしが振り向くと、そこには今日屋上であたしの腕を掴んだ黒髪のヤツが立っていた。


「……あたしになんの用?」

「おまえ……なんでこの高校来た」

「──それは…」


うまく言えなくて、あたしは黙った。


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