黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


「ケータイ貸せ」

「は?」

「いいから」


あたしはしぶしぶケータイを渡す。

なにやら操作している彼。


手渡されたケータイは特に何もされていないようだった。


「一体なにしたワケ?」

「そのうちわかる」


ふっと笑い、そう言い残して彼は屋上を出ていった。


なんなの?あいつ──…


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