俺の特別な生徒。
学校が終わり、俺は久々に陽の家へ行った。

陽は俺の一番信頼できる相手で、中学時代からのダチだ。
陽はマンションで1人暮らしをしている。

ピンポーン
陽の家のチャイムを鳴らした。

「はーい…って、びびった!お前誰だよ!」

「…冗談きつっ!」

「嘘だよ、まぁ上がれ」

久しぶりに会う陽は相変わらず元気そうだった。

「そこら辺テキトーに座って」

俺は言われるがままに床に座った。
陽が缶チューハイを2本持って俺のところへ来る。

「で?何があったんだ?」

持ってきた酒を俺に渡す前に陽は言った。
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