流華の楔





「で。妹さんが会いたがってるんでしたっけ?」


「は…はい!」



完璧に聞いていたらしい。
先程の白々しい物言いは何だったのか。




「せっかくですし、行ってあげましょうよ。…ね?」


爽やかな笑顔。





「……そうですね」



隊士の希望に満ちた目を見ては、頷くしか残された道はなかった。





.
< 270 / 439 >

この作品をシェア

pagetop