美しい花−先生と秘密な関係−【上】
アツくんは優しいし大丈夫だ。きっと大切にしてくれる。


弟たちの事まで面倒みてくれるんだから。




先生……先生の事は…ほんの…淡い思い。
このまま封印できる。





「……アツくん」


「うん」


「…あたしと弟たちをよろしくお願いします」


「って事は……いいのか?」


「はい」





アツくんの声がいきなり大きくなった。こんな子どもみたいな一面もあるんだね。





「できる限り幸せにする…ごめんな?ありがとう…嬉しいよ」




アツくんのこんな笑顔は初めてみるね。


ギュッと抱きしめられてそのままベッドに倒された。




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