年下の悪魔
涼君、今頃何してるかな…



考えないようにしなきゃ…なんて無理に決まってる。

今もこんなに考えてる。

でも、もう会えないなら


退院しても、もう愛想尽かされたんなら、このままここで――――――…

涙、滲みそうだ。

身勝手な理由でいっぱい傷つけて、嫌われて…

今更何をしようとしたのよ、私は。

だとしたら、これは最高の罰――――――


『~♪~♪~♪♪♪』

「きゃあっ!」


いきなり流れた音楽。





この着信音って。




昔、1度だけ…とりあえずと思って設定したけど…



1度も鳴らなかったのに…



間違えるわけない。

涼君の好きな曲なんだから。



震える手で携帯を開くと




【着信中】
涼君
090-XXXX-XXXX







嘘でしょ…

どうしよう、違う意味で胸が苦しい。


落ち着いて…

とりあえず出なきゃ、電話が切れちゃう。


震える指で通話ボタンを押した。


「もしもし…」



声が震える。

携帯を持ってる手の神経が…





『テメェーッ!メール見たか!?何回も何回も電話したのに出ねぇで、しまいにゃ電源切りやがって!!』





キーンッ…

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