年下の悪魔
家庭内なんかじゃない。

でも、恋で悩んで胃炎だなんて、恥ずかしくて誰にも言えないけど…

「私の場合、恋愛っていうか…片思いの悩み…」

「恋愛?うわぁ、青春っ!」

言っちゃった。

今の私、体中の体温が顔に集中してるんじゃと思うぐらい真っ赤になってる。

片思い…なんだよね?

恋、してるんだ、私。

「片思いで胃炎?わかんねぇなぁ。そんなもんで胃炎になるの?」

私、この人苦手だー…

「叶わない恋なんです。だからストレスが…」

なるほどね。と納得されてしまった。


「私、完全にその人に嫌われてるんです。意地悪されてばっかだし。それでそのストレスを仕事にぶつけちゃって…。恋に悩んで仕事し過ぎて胃炎になったんだと思います、あはは、超情けない~」

自分で言ってて我ながら恥ずかしい話しだ。

何でこんな、昨日会ったばかりの人に身の上相談なんかしてるんだろう。

でも、退院しちゃえば2度と会う事もないんだもん。

「それにその人とはセフレ関係でした!」

いつの間に買って来たのか、アキノリさんの口からお茶が思いっ切り吹き出た。

びっくりさせてしまったようだ。


「もし、好きだなんて口にしたら2度と会ってなんかもらえないですよ。

それにその相手、昔私に告白してくれた人なの。
その人とセフレ関係になる前に、私違う人と付き合ってて、フラれて、淋しさのあまりセフレになっちゃったの!」

「ゲホッ…すっごい関係だね…」

もういいやとばかりに、私は会ったばかりのその人に涼君とのこれまでをペラペラと喋った。


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