年下の悪魔
いろいろ話ながら、車を走らせて1時間。

山奥にあるホテル街に着いた。


「この辺結構安くて、知り合いに会う事も少ないんで穴場ですよ」






元彼と来たことあるから、重々承知ですよ。






ホテル街の1番奥にあるラブホに入った。

一泊、ポイントカードを使って6000円弱。
結構安いんだ。


車を止めて中に入ると、ラブホテル独特の香り。

私のドキドキも止まってた。

いざとなると冷静になるところは私らしいけど、好きでもない男と体を重ねるって時にドキドキしないなんて

自分の冷たさに嫌気がする。


とりあえずソファに座りタバコに火をつけた。

涼君はお部屋案内のガイドブックを読んでる。


「久しぶりに来たんでシステムとか忘れちゃってます」


涼君も冷静だな。

まぁ、セフレなんてこんなもんか…。

体を見られて嫌われるかも…なんて心配はいらないんだから。

元彼とラブホに来た時は、タバコの本数気にしたり、お風呂沸かさなきゃ怒られたりしたし、何かと気使ってばっかだったし。

そう思えば楽だ。

「私お風呂沸かすね。涼君後で入るでしょ?」

「いや、俺シャワーだけでいいです。ゆいさんが入るならどうぞ。あ、ここ冷蔵庫に無料でお菓子入ってるんで食べたきゃそれもどうぞ」

「あ…ありがとう」


何か…気使ってくれてる?
< 15 / 205 >

この作品をシェア

pagetop