年下の悪魔
「俺はその辺で着替えるけど、お前は車の中で着替えろよ」

わかってますよーだ。

いくら人気がないからって言ってもどこで誰が見てるかわかんないもん。


後部座席に入り、買ってもらった水着を袋から出してみた。

うわあぁ…本当にビキニだよ。

しかも真っ白でスカート付きで超可愛い。

緊張するなぁ。

まぁ、着替えだから仕方ないけど、いつもいつも強引に脱がされてたこの後部座席で、まさか自ら脱ぐなんて。

とりあえず、まずは下からだな。

今日、ロングスカート履いて来てよかった。











「あ~、やっぱり曇り空だから海の水も濁ってんなぁ。なぁ、ゆいっ」

「なぁ、ゆい、じゃないわよ…」

ただてさえ歩きにくい砂浜。

なのに重たい荷物を持ってるはずの涼君は先へ先へ行ってしまう。

「お前、全然荷物持ってねぇのに、何でそんなにノロいの?やっぱ短足だから」

こいつ、わかってる癖に嬉しそうに笑いやがって…

やっぱり悪魔だ!



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