年下の悪魔
最近、涼君と会う時、少しずつだけどお洒落をするようになって来た。

スカート履いて見たり

グロスの色を変えたり。

それは、いつ起こるかわからないハプニングに備えてたいから。

サボらずに、ちゃんと「女」でいようと思えたから。

元彼と別れた直後は、愛する人がいなくなったのに綺麗に着飾ったって…と思ってたけど。

涼君の前でも
「どうせセフレでしょ?ヤレりゃいいんでしょ?」と、女を捨てた言動が多かったけど。


例えセフレでも、最近全然シてないのは、私に女としての魅力がないからじゃないか?

恋人だろうがセフレだろうが、気持ちがあろうがなかろうが、最低な関係でも何でも、異性の前では「女」でいなきゃ。




…元彼とも、会えるかも知れないし。




1番の理由はそれだ。

いざという時の為に、エンジンは温めておかなきゃ。

いつもの自販機で涼君と待ち合わせをして、車に乗り込んだ。



「あ、今日は髪の毛巻いてるんですね」

「まぁね。似合う?」

「いいんじゃないですか~。香水もいつもと違うし」

「わかる~?ちょっと変えてみたんだ~」


目に見えてすぐにわかる変化は大事だ。
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