年下の悪魔
指摘してくれる人がいるだけで全然違う。

特に異性の視線は大事。

貴重な意見を貰えるかも知れな―

「ゆいさん、今日カラオケで採点ゲームしませんか?」

「え?」

あれやこれやと考えていると、いきなりの挑戦状。

え?っていうか何故に採点ゲーム?

「採点ゲームって…カラオケについてるやつ?」

「はい。ゆいさんと何度かカラオケ行ってますけど、ゆいさんって歌上手いじゃないですか。俺も歌には自信あるんで、どうですか?」


自慢じゃないけど、昔ボイストレーニングに通ってたからね。

上手いって言うより、ビブラートやこぶしって言う基礎的な事は出来る程度。


「別に上手くないよ」

「いや~、上手いですよ。俺が今まで一緒にカラオケ行った連れの中で1番ですよ」

それ、何基準?

っていうか、私で1番って事は相当レベル低いんじゃ…

確かに基礎は出来てるけど、声質や感情移入は一般レベルだと思うけど。

それに、カラオケ行って友達の歌唱力なんて計る?


「別にいいけど…」

「負けた方は勝った方の言う事を何でも聞く事!」

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってよ!何それ!」

「そうしないと、ゆいさん、手抜きしそうだし」


そんなハードル上げられたら…、出る声も出ないじゃない!
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