年下の悪魔
Date:涼君
Sub:Re:
本文:いいですよ!俺はいつでもいいんでまたメール下さい
明るいメール。
昨日とはまるで雰囲気が違う。
GW最終日はさすがに涼君も家でのんびりしてたらしく、私も涼君に会うつもりでいたし、いつもより早めに準備出来た。
PM7:00
いつものように自販機で待ち合わせをして、いつものように車に乗り込んだ。
何1つ変わらないいつも通りの光景。
いや、私達2人がおかしいんだ。
こんな関係、おかしいんだよ。
昨日の気まずさが消えないまま、車は山奥へと向かった。
「涼君、どこ行くの?」
「とっておきの場所です」
「えっ…」
いくら春とは言え、夜の7時には外は真っ暗になってる。
昨日の今日だからちょっと怖いんだけど…
私の雰囲気を察したのか
「そんな怖がらなくても、山中投棄したりなんなしませんよ!ははっ」
あ、昨日とは違う普通の笑顔。
昨日の悪魔はどこに行ったんだろう?
「でも涼君、明日から仕事でしょ?あんまり遠くへは…」
「大丈夫ですよ!俺明日は昼の3時半から仕事なんで」
うわっ、ナイスタイミング…
車はどんどんどんどん山奥へ。
鬱蒼とした木が覆い繁っている。
地元の山だけど、街灯もないし民家も少ない。
今時…、しかも誰も使ってない感じの古い公衆電話まである。