年下の悪魔
「淋しくないですか、それ?」

「付き合ってるわけじゃないから、そんな感じでいいよ」



淋しくないですかって、余計なお世話よ。

「それに、向こうも仕事…とか…」


あー、ダメ、眠気が限界だ。

「ゆいさん?」

「………Zzzz。」














寝顔を見られたくないとか、寝てる間に何かされたらとか、そんな心配は一瞬で消えた。

起きたら私、何処にいるんだろう。

もう何してもいいから

ホテルに行くなら行くでベッドまで運んで欲しい。

それがダメなら、もうそっとしといて欲しい。

でも、目を覚ましたら、またあの年下の悪魔に蹂躙されるんだ。

あの冷たい目に見下ろされ、身動き1つ許してもらえない。

私の意見も意思も無視され踏みにじられる。

でも、最低な事をした私への復讐のつもりか何なのかはわからないけど

どうして涼君は私にこだわるんだろう。

誰に言ったって
「そんな女、さっさと捨てろ」って言われるに決まってるのに。

復讐したいなら罵倒してさっさと捨てればいいのに。



違う…涼君が私を切れば私は元彼に戻る。

元彼に戻したくないんだ。

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