年下の悪魔
私が幸せになるなんて許せないんだ。

こんな体じゃ、元彼に戻れる訳ないもん。

















「ゅ…ん…ゅぃ、ゆいさんっ!」

肩を揺さぶられ名前を呼ばれ、ゆっくりと私の意識が戻る。

あ、私いつの間に…

「寝不足?」

「まぁ…」


あ…頭と首が痛い。

変な体制で寝たからかな?

喉も痛いし寒気もしてる。


家を出る時、寒気もなくなって頭痛もなくなって、ちょっとマシになったのかと思ってたけど、たんに風邪薬が効いてだけで寝てる間に薬が切れたみたいだ。

ヤバい、辛い。

てか、ここどこだ?

何か、木々の揺れる音が聞こえるけど?

もしかして、山奥―――――――――

顔を上げた瞬間、私の目に飛び込んで来たのは



「ちょっ、ちょっ…これっ!」



あまりの光景に言葉が詰まった。



目の前には





夜景が広がってる。






「前に行こうって言ったじゃないですか?」

「言ったっけ?」

「はい、ゆいさんがセフレをやめたいって言った時に…」


あー、そう言えば言ったような言わなかったような。

「如何に元彼の事しか頭になかったかよくわかりました」


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