【完】7 Days ー先生と甘い日々ー
「せんせー!川見に行こうよ!」
やっぱり女の子たちに囲まれてる先生。
自然とそっちに視線がいってしまう。
「あーもう、はいはい。」
呆れたように、面倒臭そうに言う先生。その時、バチッと目が合ってしまった。
先生は、あたしを見てなんだか苦しそうな表情をした。
固まるあたし。
見ないでよ、先生…。
何もできなくなった。
視線をはずすことも、俯くことも。ただ吸い寄せられるように先生を見つめてた。
それは多分5秒くらいで、先生は女の子に囲まれて、どこか行ってしまった。
「こんなんで動揺しちゃダメ…。」
小声で自分に言った。
「ひなたー?バトミントンしようよ。」
向こうから朋ちゃんが声を掛ける。