遠くの空に。

『それに、あたしには龍騎のことが好きだったのかも、もうわからなくなってきちゃったよ…。皆といても、ふっとした瞬間に寂しいって感じる時もあるけど…ただ過去を振り返ってるだけなんじゃないかって思えてきて。』




あたしは知らぬ間に、大粒の涙を溢していた。















すると、剣斗は何も言わずにあたしを抱きしめたあとに、抱きしめたまま、



『泣きたい時は、泣きゃー良いじゃねぇーか↑お前は少し我慢しすぎなんだよ!寂しいなら寂しいって、皆に言えば良いじゃんか。』





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