スノードロップ
「あ…あの…」


「は、はい。」


「本当に…ありがとう
ごさいます…。」


そう言って深々と
頭を下げるお母さん。



「いっいえ!特に私なにも
していませんから…」


「あの…もしよろしければ
ここで少し待ってて
頂けませんか?」


「えっ?あっはい…。
分かりました」


「この娘病院に連れてから
すぐに戻ってきますので
少しだけ待っていて
下さい」


「は、はい…。」


私がそう言うと軽く
会釈をして
のぞみちゃんの手をとり
病院へと向かって
歩き始めた。



私はまたベンチに
腰かける。



のぞみちゃん
早く良くなると
いいな―…



暑さで流れ出る汗を
拭いながら
ベンチに座って待っていた



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