スノードロップ
どどどどどーしよ…!!



一人で動揺している中
周はニヤニヤと
その様子を眺めている。



「尚人先輩!私と
お付き合いして頂け
ませんか?お願いします!」


そう言うと後輩の子は
深々と頭を下げた。



尚人に視線を向けると
今まで見たことのない
暗い表情で後輩の子を
見ている。



…尚人―…。



少しの間沈黙が続くと
尚人が口を開いた。



「かお…上げて?」


優しい表情に変わって
後輩の子の肩に
手を軽く置いて言う尚人


その言葉に後輩の子が
ゆっくりと頭を上げる。



「……気持ちはスゲー
嬉しいんだけど…
オレ好きな子いんだ…。
だから…ゴメン…」




!!!!!!



尚人…好きな人
いたんだ―…



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