クラウピア 〜雲の上の国の物語〜
『え゙…?』
もしかして…
ミスった…?
『大丈夫。気にしなくて。』
『わかった。』
『よく考えてみれば、お兄様の師に修行しに行けばいいわけだからね。』
『たしかに。』
『とりあえず、基礎を教えるわ。3日で。』
『普通は何日くらいでやるんだ?』
『小学校の6年間。でも、この時には、戦いにおいては必要のないことも教えてるから、つめれば、2年間でできる。それを3日でやるのは普通は不可能だけど、大丈夫。魔法があるからね。』
『ホントに?』
『キツいわよ?』
『しゃあないだろ。』
『よし。なら、夕食の準備がそろそろできてるから、それを食べてからとりかかりましょ。』
『ああ。』
俺とナナはおそらく食堂に向かって歩き出した。
俺は手に双剣を持って。
『そういえば、コウのこと、何にも知らないんだけど。話してくれない?』
武器庫を出て、カギをかけてから、ナナに聞かれた。
たしかに。
『兄弟は?』
『男兄弟はアニキが1人。大学生をやってるはず。最近、ここ2年くらい、帰ってきてないけど。』
『へー。どんな人?』
『一言で言うと、自分勝手。だけど、時々、人のことも気にかけることもあったけど。まあ、ホントにたまに。』
『そっか。女の子はいた?』
『妹がね。こいつは上に男しかいなかったからね。男友達ばかりいて、女の子の友達が少ないんだ。』
まったく。
困った奴なんだ。
こいつがね。
『それってモテるってこと?』
『いや、それとはちょっと違うと思うんだけど。だいいち、あんなおてんばなやつが、モテるはず…』
だいたい、あんな…
『なに?心配なの?』
『まさか。そんなハズないだろ。』
『ふーん。』
『まあ、そんな感じかな。』
…………………………
もしかして…
ミスった…?
『大丈夫。気にしなくて。』
『わかった。』
『よく考えてみれば、お兄様の師に修行しに行けばいいわけだからね。』
『たしかに。』
『とりあえず、基礎を教えるわ。3日で。』
『普通は何日くらいでやるんだ?』
『小学校の6年間。でも、この時には、戦いにおいては必要のないことも教えてるから、つめれば、2年間でできる。それを3日でやるのは普通は不可能だけど、大丈夫。魔法があるからね。』
『ホントに?』
『キツいわよ?』
『しゃあないだろ。』
『よし。なら、夕食の準備がそろそろできてるから、それを食べてからとりかかりましょ。』
『ああ。』
俺とナナはおそらく食堂に向かって歩き出した。
俺は手に双剣を持って。
『そういえば、コウのこと、何にも知らないんだけど。話してくれない?』
武器庫を出て、カギをかけてから、ナナに聞かれた。
たしかに。
『兄弟は?』
『男兄弟はアニキが1人。大学生をやってるはず。最近、ここ2年くらい、帰ってきてないけど。』
『へー。どんな人?』
『一言で言うと、自分勝手。だけど、時々、人のことも気にかけることもあったけど。まあ、ホントにたまに。』
『そっか。女の子はいた?』
『妹がね。こいつは上に男しかいなかったからね。男友達ばかりいて、女の子の友達が少ないんだ。』
まったく。
困った奴なんだ。
こいつがね。
『それってモテるってこと?』
『いや、それとはちょっと違うと思うんだけど。だいいち、あんなおてんばなやつが、モテるはず…』
だいたい、あんな…
『なに?心配なの?』
『まさか。そんなハズないだろ。』
『ふーん。』
『まあ、そんな感じかな。』
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