コトン、コトン。
わたしは靴屋で適当なサンダルを買うと、破れたサンダルをゴミ箱へ捨てた。
ウェッジソールが可愛くて、気に入っていたけどもう履けないんだから仕方ない。

斎藤さんには待っててもらった。
付き合わせるの、悪いし。


それでも時間には余裕で、わたしたちは飛行機に乗り込んだ。
昨日あんまり寝てなかったから、わたしは斎藤さんの隣で、すやすや眠ってしまった。
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