紅の月
呆気にとられていると、警察官がまた叫んだ。




「早く逃げろ!早く!」




警察官の言葉に彼女は我に返った。




警察官とその女はもうハッキリと見て取れる距離まで近付いていた。




彼女は慌てて、逃げ場を探した。
< 13 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop