先パイと私と・・・??
運動会本番。

「来たな。旗リンピック」
私たちはすでに入場行進体制。
私は学級委員長というコトで、先頭で笛ふき係。
入場を終え、競技が始まる。
この競技は危険性が高い。
練習の時点でも、2人ほどケガ人を出している。
「大丈夫かな・・・??」
まずは、赤組男子VS白組男子の戦いだ。
男子はホントに危ないからケガに気をつけてほしい。
「位置について・・・」
心臓の音が大きくなる。
「用意」
・・・・・・

「ピーーッ!!」
笛の音とともに、競技が始まった。
競技のバックミュージックでも討論したなぁ。
結局、種目決めの方の話し合いで納得がいかなかった私は
せめてバックミュージックだけでもと、卑怯な手を使い自分の好きな曲にした。
ホントに玲奈ってずるいヤツ。

いろんなことを考えていたら、あっという間に男子戦は終わっていた。

次は、女子戦だ。
私はすぐにしっぽをとられたから、落ち込んでてどっちが勝ったのかさえ覚えていない。

結局、男女混合戦までやって白組が勝ったんだっけ。
とにかく、ケガ人も出ず無事に終わったから一安心した。

はぁ、よかったよかった。
心の中にあったモヤモヤしたものが
すぅーっと抜けていくカンジがした。
< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop