先パイと私と・・・??
それから、数日後・・・
まだ私の心の中には、何か引っかかるものがある。
・・・・・・やっぱり。
やっぱり、私は・・・。

「聖登くんのコトが好きなんだぁっ!!」
「は?」
「あ、ごめんごめん」
つい言ってしまった。
やっぱ、告白しないとスッキリしないんだろうな・・・。

よし。告白しよう。

今回は、ホントにストレートに告白した。
小さなメモ用紙に
「好きです」
って書いた。

その数日後
聖登くんの放送に呼ばれた私は
「ハイ、これプレゼント」
と聖登くんから、手紙をもらった。
「あ、ありがとうございます」
多分、今私の顔は真っ赤になっているだろう。
そんなコトもお構いナシに、尋比季がスゴイ輝いた目で手紙を見ている。
そぉだ、尋比季には玲奈が聖登くんを好きだってコト、教えてあるんだ。
「何それ?見して」
尋比季が手紙を手に取ろうとした瞬間、尋比季の背後に黒い影・・・。
「てめぇ、何見てんだ??おい」
やっぱり、怒られたか。
そんな事しようとするから。
「返せ、尋比季」
玲奈も一緒になって尋比季を攻撃する。
(このとき、尋比季は聖登くんに首を絞められていた)
尋比季が手紙を玲奈に返した瞬間、聖登くんは首を絞めていた腕をほどいた。
「あ゛ーーーーーっっ!!死ぬかと思った」
玲奈も尋比季が死ぬかと思った。

その後、手紙を見た私は声をなくしてしまった。
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