チャット★ティチャー
その後の授業はとても楽しい気分にはなれなかった。

剣道部に行きたくない。

行けばまた恭介に何か言われる。

そんな事を考えている間に放課後になった。

嫌な事が待っている時はほんとうにあっという間に時間はすぎていく。

教室に誰もいなくなっても俺は席を立つ事ができず、座っていた。

逃げたくない。

けれど、剣道部にも行きたくない。

その二つの感情に板挟みにされて一歩も動けなくなっていたのだ。

「アブラム・・・」

「どうすりゃいいんだよ・・・」

「助けてくれよ・・・」

するとポケットに入っている携帯が振動した。

携帯を開いてみると知らないパソコンのメールアドレスからだった。

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