チャット★ティチャー
しばらく呆然としていた恭介だったが、ふつふつと怒りが湧いてきたようだ。

竹刀を放り投げて、俺に飛びかかってきた。

もはや、剣道ではなかった、馬乗りになって恭介が小手をつけたまま、俺の面を殴った。

すぐに寺門が止めに入った。

「よせ、恭介、おちつけ。」

他にも二人の部員が恭介を押さえつけた。

かなり頭に来たのか、三人がかりで押さえつけているにも関わらず、振りほどいて俺に飛びかかってこようと暴れている。

「恭介君、やめなさいよ。」

間に尋が割って入った。

恭介は暴れるのをピタリと止めた。

「尋はうんこ野郎を庇うのかよ。」

ふてくされた子供の様に、恭介が口を尖らせて言った。

さすがの恭介も尋の前では大人しい。

「剣道で勝負するのはいいと思うけど、弱いものいじめはよくないよ。」

弱いものいじめという言葉にズキンと胸が痛んだ。

また言おうと思っていない言葉が勝手に口から飛び出した。




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