短編-ワガママな恋。〜始まりのあの日〜


今日もまた、あたしは生物室にいた。



初めは、毎日くるあたしを迷惑がってた幸正も。


今では普通に出迎えてくれる。


『また来たのか、単細胞。』ってね。




そして最近、"野々村先輩"が定着してきていて…。



幸正はあたしのこと"単細胞"って呼ぶ。




単細胞は、納得出来ないけど。


少しだけ、壁を乗り越えられた気がした。








そんな矢先の、出来事。
< 19 / 77 >

この作品をシェア

pagetop