LOVE♥ハンター  ~愛すれば愛するほど

 「咲良。」

砂浜に足を取られながら
衛が駆けてくる。



 「どうして・・・。」


言葉は衛の胸元に消えていく。


わたしは、おもいっきり
抱きしめられた。



 「咲良心配させるな。」

 
 「うん。」


 「俺の前から消えるな。」


 「うん。」


わたしは頷くことしかできなかった。

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