Genius~守り人~
「氷、何やってんだ!」

身を乗り出して護が叫ぶ。

「何って暴走止め……」

「だからってあんなにしなくてもいいだろ!!
普通の人間だったらどうなってると思ってんだ!!!」


訳が分からないといった様子で護を視る氷。

まだ分かっていない

気づいていない





「それって……」


ひゅんっ


氷の言葉を遮るように何かが横を通り過ぎる


それは炎に包まれた一本の紐

一直線に清洋の元に伸びていく

その元に居る人物は列火


列火は火の紐で清洋を絡めとると自分の方へ引き寄せた。

「あっ…」

ただ目で追いかけるだけの氷

一瞬の後紐を消そうとしたが間に合う訳もなく…





「こいつは返して貰った。」

氷の氷をいとも簡単に解き、それだけ言うと向きを変え清洋と共に去っていった

― 人とは意外と簡単に逝くものか…













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