Ｇｅｎｉｕｓ～守り人～

「……内裏……内裏……お前らが……オレの村を……秋姉を……」

低い声で呟く來奈

「…何言って…」

低い姿勢をとり自分の剣を出そうとする

バチッ


「っ……」


体力が殆ど残っていないのか剣はは現れたがすぐに火花を散らして消えた。

「くそっ……」

來奈はそのまま座り込んだ。

「何か勘違いしてる？」

護は來奈の前にしゃがみ込み彼女の顔を覗き込む


「来るなっ」

叫ぶがその声には力がない

「…内裏が…お前らが…オレの村を……秋姉を……」

「どういうことだ…」

氷も近づいてくる

「僕らそんなコトしない。内裏はこのウルトを守るためにある。だからそれはないよ。」


「だったらっ…」



護の視線が次第に耐えられなくなり目をそらす。