君と一緒に(短)
「どーぞ」
「ありがと」
麦茶の入ったコップをローテーブルに置いて、脩ちゃんはあたしの正面に座った。
床に座る脩ちゃんがあたしを見上げるような位置。いつもならあたしの隣に座るのに……。
「あたし、考えてきたよ」
なにも言わずに頷く脩ちゃん。
あたしは大きく息を吸って、心臓を落ち着かせた。
「あたしはやっぱり、脩ちゃんと別れたくない。一緒にいたい、ずっと」
「うん、」
「相談してくれなかったのは、寂しかったよ」
「……ごめん」
少しでも相談してほしかった。
1人で決めてしまったのは、本当に悲しかった。
「あたし、脩ちゃんの夢、応援したいって思ってるよ?」
脩ちゃんの夢は、あたしの夢でもあるんだから。